キッチンカーでの開業に興味は持っているものの、需要はあるのか?開業までのどんな工程が必要なのか?と不安に思っている人のために、フランチャイズを利用したキッチンカー開業の流れや市場の特徴を解説していきます。
東京都の調査を見てみると、都内で営業許可を得ているキッチンカーは2021年3月末で4,608台。年々台数が増えていることがわかっています。テレワークの増加により、人の動きに変化が出てきたことで、移動が可能なキッチンカーは注目を集めている開業業態です。
キッチンカーでの開業人気の向上と共にイベント開催も増えており、利用している人も増えています。デリバリーとはまた違い、出来立てを食べられることを魅力に感じている人が多くいるようです。
参考:東京新聞 https://www.tokyo-np.co.jp/article/136962
開業までの流れは、大まかに次の通りです。
以上の工程を完了させ、いよいよ開業となります。
出店場所の確保は、キッチンカー営業において非常に重要なポイントとなります。多くのフランチャイズ本部では出店場所の紹介サポートも行なっているので、はじめは積極的に利用してみましょう。ただし、支援に頼るだけでなく、自身でもリサーチをしたり、地域の団体にイベント情報を問い合わせたり、努力し工夫を重ねることが収益拡大へとつながります。
キッチンカーの平均収入は、年収約700~800万円程度※と言われています。中には、年収1,000万円以上稼ぐ人もいれば400~500万円ほどの稼ぎの人もおり、300万円程度の年収か、それ以下にとどまってしまうケースも。販売している商品や販売時期、店舗によって収入に大きな幅がある市場です。フランチャイズの場合は、さらにロイヤリティが発生し、必要経費を差し引くと赤字の人もいることも念頭に置いたうえで事業計画を立てる必要があります。
参照元:Food truck https://foodtruck.mellow.jp/media/tips/4#item1756
キッチンカーを開業するときに受け取れる主な補助金や助成金として、「ものづくり補助金」「地域雇用開発助成金」などがあげられます。うまく利用することで開業時の負担を軽減できるため、それぞれの利用条件や対象範囲を事前に調べておくと良いでしょう。場合によって数百万円の補助を受けられます。
※2022年4月25日時点の「キッチンカーフランチャイズ」のGoogle検索結果画面2P目までに出てきた37社の加盟店募集中FCの中で、「ブランド使用料(ロイヤリティ)の記載あり」「出店場所紹介サポートあり」を満たすブランドから選定。
・低コスト開業…開業資金の記載がサイトにあるブランドの中で最も安いブランド
・こだわり開業…デザイナーが在籍し、オリジナルのキッチンカー制作やWeb制作が可能なブランド
・知名度開業…公式サイトで確認できたメディア掲載数が最も多いブランド